満開に咲く推しを観ていたい

▽世界はずっと あなたに今日も 笑いかけている

Patch stage vol.11『JOURNEY-浪花忍法帖(なにわにんぽうちょう)-虹ver.』


虹!!!!

鑑賞終了~~~~~~!!!!
よかった~~~!!!!!!ひぃえ~~って感じです!!!!(徹夜鑑賞したせいで語彙力lv.3)

作品観る度ぱっちさんのこと好きになる。明日はもっと好きになって、明後日はもっともっと好きになるんだな~!!!!




まずはざっと全体の感想を。
初っ端恵比三くんのわんぱく感にやられ、いい…この納谷さんいい…最高…犬みたい…って思ってたらもっと犬っぽい禄郎くんが現れたー!
先輩呼びとってもかわいい!ときめく!「せーんぱーい!」が可愛くて尻尾が見えたฅ´•ᴥ•`ฅ




とにかく殺陣がすごい盛りだくさんで魅入ってしまいました。
星璃さんの長物ぶん回す姿がかっこよくてかっこよくて…!あれだけ長いし、視界もよくない中なのにチアのバトンかな?ってくらい軽々と回してて感動しました。星璃さんはさくらちゃんだった…?星の力を秘めし槍よ真の姿を我の前に示せ…??(??)
あとは父親の苦悩がもう本当に切ない。後で詳しく書きますが、2周目観てて「あぁこの表情はこの理由だったんだな」がわかって楽しかったです。



松井さんあまりにもかっこよくて、OPで『弁才』って名前を掲げるその背中だけでため息ついてしまった。本当に画面に向かって「はぁ…」って声に出してる時あるから気をつけたいけどそんな自分に笑って楽しい気持ちになったりもする。
殴ったり蹴ったりはもちろん、殴られたり蹴られたりも本当にリアルで、実際に当たってそうな吹き飛ばされ方するから痛そうだった。
あと男らしくてクールで冷静タイプの喋り方がすごく好みでしたサイコー!!!!(徹夜の語彙力)
恨みつらみでここまで生きてきた弁才だけれど、彼が昆沙丸のようにダークサイドに堕ちきらなかったのは愛された記憶が踏みとどまらせたのかなぁなんてふと思ったりしました。そんな風に感じさせる松井さんのお芝居に惚れてる一人のオタクです。
戦いの中では恵比三とこれぞ仲間!っていうハイタッチが出来るのに、最後誤解が解けたあとの握手は素直にできないの可愛いがすぎました。
弁才くん恋に落ちてしまいそう。彼らがソシャゲのキャラだったら私は弁才くんだな!って思いながら観てたのは内緒。


達磨くんが正体明かしたあとから空気感変わるのすごく好きでした。亨くんのお芝居は本当に繊細で細やかに変化をつけるなぁっていう印象が確信に変わった瞬間。あとお顔が赤ちゃん。
寿は見た目でイロモノっぽく感じてしまうけれど、すぐにそれが自然に見えてきて高笑いとかゾッとするくらい似合ってて深夜の暗い部屋で1人で拍手しながら喜んで観た!
大角は豪快な男だった…これ映像じゃなくてあの場所で観てたら迫力がより伝わってきて凄かったんだろうなって悔しい気持ちです。

昆沙丸はーーーーーもーーー愛おしさしかないですね!!!!
何も映してなかった昆沙丸の瞳が、最後城の外から大声で叫んでくる恵比三のことを捉える瞬間がアツい。
多分あれはお城の外から叫んでるから姿は見えていないと思うけど。昆沙丸が自分の心の内に他者を招き入れたなぁっていうのが伝わってきてもう愛おしくて仕方ないんだ…。
このシーンすごく好きで、身振りと視線と声の出し方や照明で、頭の中で映像が浮かぶんです。
城の外にいる恵比三が、お天道様に照らされた本物の笑顔で昆沙丸に声掛けてるんだなぁって。はーーーよいなぁ~~って浸りまくってました。







物語のメインは恵比三が布丁様を護衛する旅でしたね。

この旅は、親による子どもたちへの罪滅ぼしの意味合いもあったのかなって感じました。
主人公は恵比三だけど裏主人公は間違いなく昆沙丸で、自分の境遇を恨んだり、忍びの道で生きるしかなくやり方を選ばず生きてきたふたり。そんな我が子達に人らしい心を育んでほしい、笑って生きてほしいって願ったのかな。

「憎しみは憎しみを呼ぶ、誰かがその連鎖を断ち切らねば」って布丁さまの言葉が弁才に届いたのは実体験故に気持ちこもってたからだったんですね。
そのあとの自傷的な布丁さまの微笑みが切ない。
恵比三が「親も兄弟もいない」って言ったあとに視線逸らすのとか、2度目観て「あぁ…なるほど…」って切なくなる布丁さまの表情のまぁーー多いことといったら!!




恵比三は浪花最強の忍だと自負しているけれど、弁才に忍びの矜持が理解できないと、傲慢だと言われてしまう雰囲気が確かにあるんですよね。
「敵を全て殺す必要はない」って言われてしまうってことは普段そういう仕事をしているわけだし。自分の力に対する驕りや、他者を侮る不遜な態度がばちばちに目に余る。守ることや仕事の内容よりも、敵を倒して自分が最強であることを優先していたのかな。


達磨くんに「本当にやってないの?」って聞かれて思わず掴みかかっちゃう、血気盛んで荒々しくて感情的になりやすい恵比三のシーンは、怯える達磨くんを目の当たりにして“そんな自分”を自覚した瞬間な気がする。
だから誤解される、だから信じてもらえない。
でもそうやってしか生きられなかったんですよね恵比三も。親も兄弟もなく忍びの道で生きると決めて。生きるために、死なないために、強くなければならなった。自分は強い!って笑っていないと立ち続けられなかったんだろうなぁ。


‪そうやって生きてきた(かもしれない)恵比三だけど、弁才が旅を共にする中で戸惑ったように、人の気持ちを考えていないわけではないと思うんです。達磨くんを危ないところから遠ざけようとしたりね。でもその表現が下手だからぁ~もお~こじれるんだよぉ~~って見守るおばちゃんの気持ち。‬
‪弁才たち仲間といることで、他者と認めあったり、『自分』を知ったり、知ってもらおうとしたり、そういう人間らしいやり取りをして、人としての大切なものを取り戻していったのかな。‬




恵比三が託された浪花忍法帖の中身はかつて布丁さまが書いたものだとラストで発覚しましたが、書かれていたのが『笑う門には福来る』だなんて、皮肉すぎてつらい。
恵比三はずっと笑っていたよ。自らを奮い立たせるために。強くあるために。生きるために、死なないために。
昆沙丸は笑うことなんてとうの昔に忘れてしまったよ。憎しみで心が埋め尽くされて。
最後恵比三が「ずっと笑ってた」って心無い笑いを響かせるシーンが痛くて痛くて胸が軋んで仕方がない。幸せなんてどこにもなかったじゃないか!って叫んでいるようで。
これからの2人が、みんなが、『笑う』ことの暖かさや幸せを感じられるようになるといいな。

上にも書きましたが、最後恵比三が城内の昆沙丸に叫んで聞かせるところ。
ここの恵比三の笑顔が穏やかで、柔らかくて、大好きです。相手へ力を誇示するような笑いではなく、思わずこぼれてしまった笑み。慈しみとか優しさとかそういう気持ちに溢れていて、胸がじんわり暖かくなる。
とっても好きなシーンです。多分昆沙丸はまだ暗い城の中にいるけれど、きっと笑える日がくる。そう思えるラストだったなぁ。






以上、感想でした。
霧がまた今度届くので早く見比べたくてうずうずしている今日この頃です。はやくみたいよ!