満開に咲く推しを観ていたい

▽世界はずっと あなたに今日も 笑いかけている

THE PLAN9 芝居座 ~其の参~ 『無人島に何か一つ持ってくとしたら何持ってく?』感想

初めての芝居座は、
笑って笑って、また明日も頑張ろう!(by蒙古斑先生)
そう思える最高の時間で、とにっっっかく笑い倒しました!腹筋割れるかと思いました。割れなかった。かなしい。




※以下ネタバレしてます
















舞台の内容は『無人島に何か一つ持ってくとしたら何持ってく?』と聞かれた旅行客が、本当に無人島に漂着してしまうところから始まりました。

みんな目が覚めたら荷物も船もなく、持っていたのはインタビューで答えた “一つだけ持ってくなら” の品々。
マッチ、iPhone、ナイフ、ロープ、人形、そしてペン。そう、ペン……ふふふ……って笑ってるとムロツさん
アジロさんというより最早おいでやす小田さんが「~~っっ何がおもろいねんっ!!!!」ってツッコんでくださるシステムになっている。(なってない)





今回も例に漏れず納谷さんが出演されたのが観劇のきっかけだったのですが



納谷さん

めちゃくちゃ

重要人物!!!



紛うことなき中心人物でした。物語を展開するための台詞があてられていることが多かったのですがそれもそのはず。だって無人島漂着したの全部シチオくん(納谷さん)が仕組んだことだったんだもん!えっ!おいしい!……えっ!?おいしい!!!(様式美)



シチオくん最初からずーーーっと怪しかったんですよ。
バトロワかな?カイジかな?これは生き残りゲームなのかな???って思った瞬間もありましたが、そんなシリアスな話じゃなかった!勘ぐりすぎました(笑)
最初はシチオくんまさかみんなを殺そうとしてる…?とかめちゃくちゃ物騒なこと考えてました…ごめんなさいシチオくん…

物語の最初にみんなが自分の素性を話すシーンがあるのですが、ここでみんなちょっとずつ嘘をついているんですね。それが最後にわかるのですが、私はとあるミスリードに完全に引っかかりました。くやしい。






シチオくんは国内・国外一人旅をしている青年………と思いきや!実はテレビのディレクター!!
面白い企画を考えなきゃ考えなきゃ考えなきゃ…って今回の企画提案してみたけれど「出来るわけないだろ!」って嫌味を浴びるほど言われてしまい、やけくそだー!!!うぉおあああ!やってやるよー!!!って自暴自棄になってこんなことを……故郷のお母さんが悲しむよ………(?)



とにかく怪しさ純度200%のシチオくん。

最初から妙に冷静で、ナイフ弄りながらの「あーぁ、あんなインタビュー答えなきゃよかったなぁ」のわざとらしさったらなかったです。
お芝居の達者な方がわざとらしくお芝居する姿が大好きでわきわきしてしまうのですが、これは何かの癖ですか?誰か教えてください。

納谷さんの怪しいお芝居が本当に怪しいんですよ!!

仕草や視線や表情、ひとつひとつがいちいち怪しい!人殺しだと思っちゃうのも仕方がないレベルの怪しさ…!
視線は泳ぐし、みんなが船見つけて喜んでる時の(やっっばい……!)っていう挙動不審さが半端ないし、手を擦り合わせる仕草の訝しさったらない。あの毛利小五郎でも「シチオさん!あなたが犯人だァ!」って分かっちゃうくらいだった…(?)

ちなみにツクモ親子には騙されました~
私は完全にゴエさんパパが虐待していると思ってました。元輝くん演じるソウタロウくんのことを厳しくしつけてる片鱗がちょいちょい見えていたから…ミスリードに完全に乗せられていた……悔しい…





基本的にはお腹抱えて笑う時間が多かったのですが、ミドリさんが正体バラしてからの展開は鳥肌モノでした。

納谷さんとみかさんのお芝居で会場中ガラッと雰囲気変わって支配されたのがたまらなかった。会場の温度2度くらい下がってたはず…。
ミドリさんは失恋から吹っ切れるために旅してる…というのは嘘で、その実態はシチオさんのストーカー!!ストーカー、ダメ、ゼッタイ!!!!

ミドリさんがストーカーだとバレるのは、シチオくんの下の名前【アオバ】を知っていたから。シチオ、名字だったのかー!!!という初見時の衝撃は忘れられません。
ストーカーってバレたあとの焦りと恐怖に包まれたシリアスな雰囲気、本当にたまらなかったです。暗転して場面変わったらまた元の空気感に戻っていてシチオくんの怖がり方もギャグっぽくなる緩急のつき方もとても好きでした。


ミドリさんは今回の企画を知っていたのだろうか?という疑問が残るのですが、どうなのでしょうか。
個人的には、シチオさんの企画であることも全部知っていてツアー参加していたのかな…?と思っています。
冒頭の漂着シーンであとから合流した不自然さが引っかかっていて、もしかしたら睡眠薬飲んでないのかも…?って思ってしまいました。どうなんだろう。
でもそうだろうなと思わせるくらいのサイコ野郎感。ミドリさんは冒頭のインタビューで好きな人と答えていますが、全部知っていてその答えを言っていたら…?と思うと恐ろしい~~~!!!シチオくん逃げて!最後笑える雰囲気で終わったけど絶対逃げてね!!

でも多分今世は無理そうなので、せめて来世では幸せな男前ライフが送れますように(合掌)






芸人さんの瞬発力って物凄いなと心底感じました。アドリブ投げかける方も、それを拾う方も。アドリブというか最早ハプニングレベルなことも多々あって(笑)
でも小道具が転がる予想外の展開には「あっ👀」ってなっちゃうおじさんたち(byゴエさん)的な可愛い一面もあったり笑

次に何が起こるかわからないところが、万華鏡みたいだなぁと思いました。
笑い堪えきれなくてニヤニヤし始めちゃうのも、思わず笑ってしまって上向いたり髪の毛触ったりしてスイッチ切り替えようとするのも、板の上でそんなラフな雰囲気になるのが新鮮で最高ここに極まれりでした。

上手⇔下手をドタバタ駆け抜けてソウタロウくんとすれ違うシーンは、シチオくんの数少ないふざけどころだったからか、本当に楽しそうでこちらも最高オブ最高。
楽しそうな推しを観ていることこそオタクの生きがい…みたいな悟りの境地に至ってました。
ソウタロウくんと再会できてぎゅうって抱きしめて頭なでなでしてあげる姿がお兄ちゃん…!って感じで目も心も幸せで視力回復するかと思いました…しなかったけど……。

本番になったら誰かが違うところにいることもザラだったと、カーテンコールの時にみかさんがお話されていました。
1から10まできちきちきっちりと決めないからこそ生まれる自由さを、舞台上の出演者さん方が心底楽しんでいらっしゃるのが伝わってきて笑いが伝染した感じ。笑いは伝染するからね!ハッハッハーッ!ハハッハーデス!(わかる人にはわかる)

だからこそ納谷さんの「芸人さんの舞台はこれでも成り立つんだなぁ」の発言には納得というか共感しました。内側の稽古のことは全く知りもしないんですよ?それでもこう、舞台上で起こる色々を楽しんじゃおうぜい!って感じがサイコーにハッピーで楽しかったです!!!!!









そんなこんなで(?)今回の記事もやっぱり納谷さんだらけの感想になってしまいました。てへぺろてへぺろって楽日マチネで納谷さん言ってた!聞こえた!可愛かった!!!!
今回は文章を打っていて感想を書く時のスピードって大事だなと思いました。観たらすぐ書く!!鉄は熱いうちに打て!!!をモットーに頑張っていきたいと思います。



4月に東京公演も行われると発表されましたね。
また無人島に漂着できる日を楽しみにしております!

ちなみに私は無人島には猫連れていきたいですฅ•ω•ฅニャニャーン